SDGsに取り組むことで会社も個人も持続可能になった。

埼玉県の製造業R社

社員数
15名 パートタイマー約20名
事業内容
金属部品製造業

課題

経費削減と生産性の向上のため、従業員の意識改革が必要だった。

SDGsについて詳しい人材との協同で会社オリジナルの
SDGs練習プログラム作成

取組みの
進め方

1.従業員にそれぞれ目標を作成してもらう

SDGsの難しい部分はあえて封印し、まず全従業員に「環境」「社会」「経済」この3つのキーワードと関連するような個人の目標をたててもらう。

2.従業員それぞれの目標をSDGsと紐付けする

従業員が自ら立てた目標をSDGsと紐付けしてから、その結果を「○○さんのSDGs」として返却して、自らの目標がSDGsと繋がっていると実感してもらう。

3.SDGs採点基準を設け、年間の活動を数字で「見える化」して振り返る

SDGsの各ゴール別に年間活動の取り組みを評価することで、会社としての改善点や従業員それぞれの努力目標がより明確になる。

取組み
内容

SDGsを利用することで、社員の仕事に対する意識を変革し、生産性が上がるだけでなく、会社としても持続可能な方向へと変わる。

  • 従業員一人一人がSDGsを理解することで、社内でのエコ活動が増え、光熱費の削減など、それぞれ当たり前にできるようになる。
  • 製品への知識やこだわりが従業員一人一人に芽生え、その結果不良品が減りロス削減へと繋がる。
  • SDGsを用いた環境活動の点数化により、今までの「○○使用料~%削減」「原価対比~%削減」などのありきたりな表現以外に「○○の教育活動は~点」や「今年度の法規制順守状況は~点」といった今まで数値化しづらかった部分が評価できるようになる。
  • 結果として、SDGsへの取り組みが従業員の意識改革へ繋がり、会社の売り上げや利益に大きく貢献する。

結果として取り組んでいるSDGs

総括

従業員のSDGs練習プログラムを通じ、全員でいろいろなことに挑戦し、大きな気づきを得ています。驚いたのは「私のSDGs」を家庭に持ち帰り、家族で取り組む従業員がいたことです。今ではほとんどの従業員がSDGsを使いこなしています。
また会社としても、この取り組みが評価され環境大臣省を受賞することになりました。
取り組み始めたころはこれほど立派な「芽」がでるとは思っておらずただただ驚いています。
SDGsのゴールは2030年。大きな「果実」の収穫を夢見て、今後もSDGsへの取り組みを続けていきます。

CASE STUDY