環境経営に関心があったが、先代からの古い組織体制が残っており、会社内の環境対策が難しかった
SDGsを経営に取り入れることで、古い体質を撤廃し、社員の意識改革や新たな顧客獲得につながった
パート社員を含む全社員が参加して、SDGsに関してのワークショップを実施し。現在地球上で起こっている様々な問題意識を共有して、本業で実現可能なSDGsの目標を抽出した。
社員自らがやりたいことを「事業計画」として発案、発表し、ほかの社員はどのチームに入りたいか希望を出し、社員全員が必ずどこかのチームに入れるようにした。また年に一回は活動内容や成果を発表する報告会を開く。
本業との関連あるSDGsの目標を、経営計画へ盛り込むことで、結果的に全社員の意識改革が実現した。
資材の見直しや、プロジェクトチームの発案した商品が対外的にも評価され、新たな顧客獲得が実現した。さらに、政府が主催する「ジャパンSDGsアワード」の特別賞を受賞することとなる
「SDGsはビジネスの宝庫です」
SDGsに取り組みだした当初は、反対する社員やプロジェクトチームへの参加も消極的な社員もいました。
そこで「来るもの拒まず、去るもの追わず」で参加自由にしましたが、結果的に今では全社員が積極的にプロジェクトへ参加しています。
今までいろんなプロジェクトチームが発足し、さまざまなアイデアを商品化してきましたが、何よりも一番の成果は「社員の意識が変わったこと」です。
製品による差別化が難しいこの業界で、これだけ結果がでているということは、社員一人一人の意識が変わり、単なる「ものづくり」ではなく、人と人をつなぐ「ことづくり」が社員の意識に浸透した結果だと思っています。
これからもSDGsと向き合い、できることを探究し続けていきます。