自社の強みを活かし、社会と地域に貢献できる会社にしたかった。
SDGsについて詳しい人材との協同で取り組み方を検討する。
企業理念を再確認し、自社の将来ビジョンについて考えた結果、ゴール6と7を選定。(ゴール6安全な水とトイレを世界中に、ゴール7エネルギーをみんなにそしてクリーンに)
社員と考え方を共有するため、社内研修の場を作り企業理念の共有と自社の SDGsプロジェクトの理解を深め、社内にSDGs推進メンバーを選出。
社員のSDGsバッジ着用、名刺や社用車へのアイコンの提示で日常的にSDGsを目にする機会を作り、経営会議や商品開発会議で全社員へ伝える。
また具体的な取り組みに関しては部門ごとに話し合い、目標を決定。
水とエネルギーのプロという自社の強みを活かし、カンボジアにて食用魚の養殖事業を始め、その収益を資源としたインフラ整備を行うプロジェクトを立ち上げる。
「SDGsはボランティアでは達成できません。社会問題の解決に向けた取り組みにビジネスの要素を取り入れることで、WinWinになる仕組みとなり、社会の持続的発展と共に企業の持続的成長も両立できると考えています。
今では社員が自発的に自社プロジェクトの共感を広げる方法や新たな企画の立案などを積極的にしてくれるようになりました。また私たちの取り組みが地域にも広く浸透し、SDGsに関心の高い近年の若い人材確保にもつながっています。
地方の中小企業が世界の大きな課題に貢献できるということは、非常に大きなモチベーションとなっています。」