SDGsに対する意識の高さ
先日、わが子も通う「伊那中学校」の文化祭のイベントの一部で、SDGsの講座をしてきました。
約2時間程度の講座でしたが、多くの中学生に参加してもらい、非常に有意義な時間だったように思います。
まず驚いたのは、中学生の意識の高さ!
SDGsの知識もそうですが、伊那中学校では「マイチャレ」という私たちの時代でいう自由研究のようなものがあり、学生それぞれが自分の探究テーマを設定し、3年間かけてそのテーマを調べ、定期的に発表するというものがあり、多くの生徒がSDGsに関する探究を行っていました。
環境問題に対してのテーマだけでなく、ジェンダーや社会保障などの中学生にとっては少し難易度の高い、社会・経済問題に対しても「探究」している学生もいて、少し驚きました。
子供と大人のパートナーシップ
SDGsの達成というのは非常に”難問”です。
2030年という年限があり、目標達成のためには相当なイノベーションと行動力が必要です。
そういった意味でも若者の力は必要不可欠だと思っています。
子供たちよりも多くのいろんな経験をしている我々大人たちは、どうしても過去の経験から物事を判断しがちですが、子供たちの斬新な発想力こそが、これからの時代の力になっていくんだと思います。
だからといって、大人たちがその責任を子供たちに押し付けるのではなく、ともに力を合わせてこれからの未来を考えていく。
中学生への講座を通して、そう感じました。
今回は中学生への講座でしたが、2年後3年後、彼らがもう少し大人になり、SDGsの17個の目標の中身をより細かく理解し、その目標達成のための具体的な活動をしようと思った時、周りにいる大人たちや、教育機関の協力があれば、より大きな活動になって世界に広がっていくのではないでしょうか。
そのためにも、日本の学校教育ではSDGsへの理解を深め、これからの時代をより良くしていくための力を養うような場所であってほしいと願っています。