エシカルを知ろう!

エシカル消費
2022.04.27

エシカルとは

Ethcal(エシカル)とは、日本語に直訳すると「倫理的な」という意味になります。

最近よく耳にする「エシカル消費」や「エシカルライフ」とは、人・社会や地球のことを考えた「倫理的に正しい」消費行動やライフスタイルのことを指しています。

西暦1989年、イギリスで『Ethical Consumer』という雑誌が創刊されたのが始まりとされていて、日本に上陸したのは約20年後の2009年。女性ファッション誌が初めてエシカルを紹介しました。

近年、進み続ける環境破壊とそれによる地球温暖化や異常気象などの影響で、より多くの企業が「エシカル」「SDGs」というキーワードを発信し始めたため、より多くの人々の耳に入るようになったといえます。

SDGsとの関連

SDGsは2015年の国連サミットで採択された17の国際目標ですが、先に述べたようにエシカルの歴史はもっと古いものです。

SDGsも、2000年の国連ミレニアムサミットで採択されたMDGsからの流れを含んでいるように(MDGsは2015年を年限とした8つの国際目標)エシカルもSDGsも、1960年頃から出てきた環境問題に取り組む国際的な動きが、言葉や形を変えて脈々と受け継がれてきているものといえます。

言葉の意味とは、文化の違う目標及びターゲットごとに、より細分化され、より伝わりやすいように進化していくので、大切なのはその真意を理解して、実行できるかだと思います。

つまり、エシカルもSDGsも、そのキーワードを聞いた人々がどう「ジブンゴト」として理解して、どのように自分の行動を変えるのかが一番重要だということです。

まずはエシカル消費をしてみましょう!

最近私が住む長野県でも「エシカル消費しましょう~」というリズミカルなCMがよく流れています。

エシカル消費はむずかしいことではありません。日々の生活の中で我々ができる簡単なSDGsへの取り組みだといえます。

まずは日頃皆様がよくお買い物に行くスーパーマーケットやコンビニエンスストアで下にあるようなマークのついた商品を探してください。

もしかしたら、いつも選んでいる商品よりも少し価格が高いかもしれません、内容量が少ないかもしれません。それを承知でその商品を選び購入すること、それがエシカル消費です。

価格や、内容量はもちろん商品の価値として重要ですが、その商品が作られる過程をより重要視して商品を選ぶこと。つまり、より人・社会や環境に配慮した原材料と生産過程で生まれた商品を選んで消費することがエシカル消費であり、それがSDGsが目指す「より持続可能な世界」への貴重な一歩になるということです。

自分の行動が少しでも世界の役に立てれば、そう考えることのできるあなたのような人が一人でも多く増えればいいなと思います。

記事一覧

CATEGORY